はじめて育児サークルに行った日のこと【生後138日】
雨のサーズディ
寒さ和らぎ、ぽかぽかと春の陽ざしを感じられるようになってきた今日この頃。
なんですがその日はあいにくの雨。ジーパンに水をはねつけながら速歩きをする私は浮かない顔をしていた。
だってなんか、濡れるし、遅刻しそうだし、ちょっとこわいし、タダじゃないし、めんどくさくなってきた~~。
なにがって、「人見知りママでも素敵な仲間ができますよ♪」との言葉を真に受けて申し込んだ育児サークル。
誰に勧誘されたわけでもない。
海が見たいわって言い出したのは君の方さ
じゃなくて、行きたいって言い出したのは私なんですが。
ママ友がいっぱいほしいってわけではないが、やっぱり仲良くなれる人がいたらいたほうがいい。
私が何より面倒なのは知ってるけど特に仲良くない人。一期一会の出会いならわりと楽しめる(まさにコミュ障)。
数か月で終了するこのサークルでは学校ほどずっと付き合わなくていいと思うと、特に仲良くならなければそれまでだし、仲良くなれれば儲けもん。気楽だなと思い参加を決めたのだった。
呼んでほしい名前
時間ギリギリで部屋に入るとずらりママ&ベビー。私はビリでした。
受付で、ママがみんなに呼ばれたい名前を聞かれる。
なるほど、「〇〇ちゃんのママ」ではなく、ママを1人の女性として尊重してくれるという配慮。「お姉ちゃん」じゃなくて名前で呼んであげるみたいなね。
私は今の名前と何も関係ない旧姓由来のあだ名を伝えてしまったが、あとで聞いたら他の人は普通に下の名前にちゃん付けばかりだった。ミスったな。でもしっくりくるんだもの。きっと私の本名は誰も覚えられないだろう。
そしてママたちのこと、すんなりちゃん付けできるんだろうか。「〇〇ちゃんさん」とか言っちゃいそう。
なんでこんなに可愛いのかよ、わが息子
奥の場所に陣取り息子を寝転がす。
10人ちょっとの赤ちゃんがずらりと並んで、思い思いにぱたぱた手足を動かしたりふぇっふぇとぐずり出したりしているのを見ていると自然と頬がゆるむ。
わ、なんだ、赤ちゃんに笑いかけるとか苦手だったのにな。前から嫌いではないしかわいいなとは思っていたけど、赤ちゃんの接し方がわからなかった。今もわからないが。
向き癖なのか、近くにいたふたりの赤ちゃんに長らく見つめられる。ぱっちりふたえのきらきらおめめでにこにこ笑っていて天使そのものだった。
さぁ、ベビーマッサージ。
声かけしてから体に触れましょう。
さわりますよ〜、と息子の顔をのぞきこむ。
おお・・・
なんてほっとする顔立ちなんだろう・・・!
▼その時の気持ちを表した絵です。
間違ってもおむつモデルには採用されないようなまろやかなお顔がそこにあった。きらきら天使たちを見た後はなおさら素朴さが際立つ。
だがそれが良い。コンビニ行くとついつい可愛いパッケージの桜味の飲み物や味のついたお水とか買っちゃいがちだけど、あーやっぱりなんだかんだでお~いお茶が最高なんだよな・・・
みたいな気持ち(要するに親ばか)。
朝ドラ「半分、青い。」でまーくんがおたまじゃくしみたいな目って言われてたけど、息子もひゅっと目尻がすぼんだおたまじゃくし系。この先何があっても松潤のような顔にはならないだろうが、中村倫也なら目指せるのではないかと母は期待しています。
どんな顔して生まれてくるかは産んでみなくちゃわからない、一か八かの勝負。
かわいくなかったらどうしよう。大きい鼻とか出っ歯とかめっちゃ強調してくる画風の似顔絵をまじまじ見せつけられるように、自分のコンプレックスと日々対面しなきゃいけないのはつらいぞ。
と、産む前は不安だったけどさすがに我が子はかわいかった。今のところ。
かわいくてかわいくて、あーなんでこんなかわいいんだろ、と思うといつだって私の頭の中の大泉逸郎が続けて歌い出す。
♪なんでこんなに可愛いのかよ~
孫ってもっとかわいいものなのかな。
▼おっとまさかのアンサーソングが!
孫ももう20歳過ぎだよな。感慨深い。ていうかあまり歳変わらないわ。
ママ友の世界はすでに始まっている
そんなこんなでベビーマッサージをした後、それぞれの自己紹介、少人数に分かれておしゃべり。どこに住んでるだのどこで産んだだの、そんな話。外に出て人と話すのは良いですね。今までは趣味が合うかでつながっていたけれど、それぞれ進む道が違ってくると状況が似ているかどうかで話しやすくなるもんだな。
主催しているのはとてもやわらかい雰囲気の方で、ママたちがゆったり過ごせるように心を尽くしてくれていた。それぞれぐずったらミルクあげたりおむつ替えたり自由。
ママたちもとりあえず全然こわくなさそうで安心。
しかしもう打ち解けている感じの輪ができていてみんなすごいなーと思っていたら、
私もお世話になった産院の産後ヨガ仲間の輪だった。
一度は行ったものの、このサークルにも行くんだしいいやーと思ってそれきりになっていた。
甘かった。ママ友ワールドはそこから始まっていたのだね。
別のサークルで一緒なんです~って人たちもいて、アクティブさに恐れ入る。
生どら焼でも食べるか
ま、何はともあれちゃんと参加できただけで上出来だ。息子が楽しいと感じているかはわからないけど、まぁまぁご機嫌でいられた。
ということでセブンイレブンに寄って抹茶くりぃむ生どら焼を買って食べた。
今気づいた、抹茶生くりぃむどら焼じゃないんだ。
生どら焼ってなんだ?
生なの?焼いてるの??
生焼けなの???
生クリームの生とか言わないだろうな。だったら生くりぃむどら焼きが妥当では。
まいっか。
このあほみたいな厚みのくりぃむを見るとそんな小さいことはどうでもよくなるね。
きゃー、ちょっと怯みますよね。ところがどっこい抹茶の渋みで全然もたれずふわっとぺろっといけました。
ごちそうさまでした。
そうそう次回のサークルはおひるねアート。無事に映えるお写真が撮れるのでしょうか。